アウトプッティズム

興味関心赴くままに作文の練習。

手相占いのこと

手相を生まれて初めて見てもらってきた。川越の父という人に。

どうも人気の人らしく、5分で500円と格安なこともあってか平日真っ昼間なのに並んでしまった。


2人分待って腰掛けて、誕生日を伝える。一応平成生まれなんだけども顔見て迷わず昭和にマルつけられていて、思わず苦笑。


開口一番、「今までルンルンで生きてきたね?」と言われ、病んだり拗ねたりしたけれど、確かに思う通りのびのび生きているのでハイと答える。「人生思う通りに楽しく生きてこられてるし、これからもそう、大丈夫!」と先手を打たれてしまった。いいことしか言わんのかしら。

いやだけど、私今仕事を辞めたくて仕方がないんだけど!!!と元気いっぱい訴えると、「次を見つけてから辞めなさい」とすぐに。これはまあ、手相云々ではなくて人生の先輩としての言葉であろう。

「たくさん来るよ、辞めてからここ(手相占い)きて次の仕事が見つからないっていう人。あなたみたいに自信満々で活力もある人ほど勢いで辞めてしまってから次がなくって苦労する。絶対に次を見つけてからにしなさい。次があればまたラッキールンルンなんだから」ハイ。全くその通り。正直私ならすぐ決まると舐めているのがお見通しだった。

次を見つけてから、というのも親を含めた多くの人生の先輩方が仰ることなので、真理であろう。他人から言われるとすんなり落ちることって結構ある。


そこから、「お金に困らない線」が両手の薬指の付け根にそれぞれあるので大丈夫、もしこの線がなくなったら金の切れ目だから気をつけなさい、とか、健康線が抜群に濃いから病院は必要なく生きていかれるとのことで、喜ぶ。

そこから恋愛の相手がいないこと、結婚できるかしらん?と聞くともーハイハイ大丈夫大丈夫、と手相も見直さずに仰る。 恋愛に良い線があるので、彼氏は適当でいいのでとっとと一人つくったらあとはほっといてもどんどん言い寄られるし、結婚も出来る出来るー、とかなり楽観的な意見だった。なるほど。ではおおいに調子に乗ることとしよう。

あと、あらぬところにホクロがあるでしょ?といわれた。それは付き合う相手をものすごくいい方向へ高めるらしい。あげまんというやつだろうか。しったこっちゃないが。わはは。

親との関係についてで、ちらっと手相を見直した後の、親孝行すれば大丈夫、の言葉にざっくりきた。まあ親不孝ものな上にゴールデンウイークからこっち冷戦状態が続いていたものだから、ヒヤッとしたのである。メールでもするべきか。


まあそんなこんなでサクッと10分、お値段1000円也で見ていただいた。

穏やかな口調と優しい目線で、淡々と当たり前のことを教え諭してくれる場として気に入った。いわゆる占いの、何ヶ月後に運命の出会いがムニャムニャといった類のアナウンスは一切なかったけれど、カウンセリングと自省・内省の場として占いは有効だと感じた昼下がりだった。